深海通信 はてなブログ版

三門優祐のつれづれ社畜読書日記(悪化)

2020-01-01から1年間の記事一覧

2020年洋書購入記録(年年歳歳編)

Re-ClaMとして活動するようになってから洋書の購入量が格段に増えている自覚はあるのですが、今年は結構買ったなと。そこで実際に何をどのくらい買ったか、まとめてみたいと思います。もしかすると、ここから色々な企画のネタを読み取れるかもしれません。 …

同人誌レビュー:『原子間諜 ―原子の城〔アトムスク〕―』

これから出るよその同人誌を勝手に宣伝します。 『原子間諜 —原子の城〔アトムスク〕—』著者:嘉密斉・史密斯(カーマイケル・スミス)翻訳:森井勝利刊行:綺想社価格:6,000円 本作は「人類補完機構」シリーズで知られるコードウェイナー・スミス(=ポー…

Re-ClaM 第5号の目次を公開いたします

来たる11月刊行予定のRe-ClaM第5号の目次が確定しましたので、ここに公開いたします。 ◆【特集】ロス・マクドナルドの新たな巡礼フェアプレイの向こう側 ~ The Far Side of Fair Play ~(法月綸太郎)ある夫婦の物語――ロス・マクドナルドとマーガレット・…

Re-ClaM 第4号 を予定通り刊行します

昨今のコロナ禍の影響で、GWのコミケや文フリがキャンセルになってしまいましたが、Re-ClaMは予定通り新刊の第4号を刊行いたします。今回はイベント頒布はなしで、書肆盛林堂での通販が初出です。通販開始は4/25(土)17:00予定。販売価格は1,200円(+送料…

ダミアン・ラッド『世界でいちばん虚無な場所』(柏書房)

ここまで完璧に売り方を間違った本というのもあまりないと思う。 世界でいちばん虚無な場所 旅行に幻滅した人のためのガイドブック 作者:ダミアン ラッド 発売日: 2020/03/27 メディア: 単行本(ソフトカバー) 本書は、オーストラリア人の著者ダミアン・ラ…

【告知】別冊Re-ClaM Vol.2 刊行のお知らせ

昨年8月に刊行するや、好評のうちに即日完売した『死の隠れ鬼 J・T・ロジャース作品集』に続く「別冊Re-ClaM」の第二弾を、2020年4月、リリースいたします! フォルチュネ・デュ・ボアゴベ『乗合馬車の犯罪』 訳者:小林晋 ページ数:320 価格:2,500円(税…

洋書読書:Henrietta Hamilton "Answer in the Negative" (1959)

Henrietta Hamilton Answer in the Negative (1959) を読んだ。 Answer in the Negative (English Edition) 作者:Hamilton, Henrietta 発売日: 2020/02/20 メディア: Kindle版 Agora Books が始めた "Uncrowned Queens of Crime" というシリーズの二作目で、…

Re-ClaM編集部BOOTHにて、バークリー書評集の通販を開始します

これまで、文学フリマ等イベントで頒布後、盛林堂書房様/書肆盛林堂様にて販売を委託しておりました「アントニイ・バークリー書評集」ですが、この度、Re-ClaM編集部のBOOTHにて販売を行うことに致しました(そのため、盛林堂書房様での委託は終了となりま…

紺野天龍『錬金術師の密室』について我々が語るべきこと

このブログで国内ミステリの最新刊について書くことはほとんどなかったが、こと本件については、いくらか言葉を費やす価値があると考えた次第である。 本記事において『錬金術師の密室』の細かいネタバレを行うつもりはないが、これを読むことによりトリック…

年末年始古本日記(0103-0106)

定期的に日記を書くために毎日古本を買うのはさすがに割に合わないのではなかろうか。ボブは訝しんだ。 ■1/3(金):朝起きた時は、「ワシもそこまでしょっちゅうブックオフに行くわけではないぞ」と思っていたが、いつもの店でカレーを食べるついでに去年の…

年末年始古本日記(1229-0101)

購入した古本メモを手書きで作成する(圧倒的面倒)ことで己の古本購入欲を殺すという異様な脱古本術を実践している人の話を聞いた(もちろんそれでも買っているそうですが)ので、2020年は自分も軽く古本関連日記をしてみることにした。今回は年末からの継…