深海通信 はてなブログ版

三門優祐のつれづれ社畜読書日記(悪化)

一人退屈な夜半には、酒を呷って本を読む

【第11便】「略称孤独の本読み」第三回:パトリシア・ハイスミス

不肖私はパトリシア・ハイスミスという作家が大好きなんで、このブログの読者である皆さんにぜひオススメしたいと思って、ワープロソフトを立ち上げては見たが、しかしながら彼女は、よくよく考えてみなくても広く一般にアピールするような作家ではないとい…

【第8便】「略称孤独の本読み」第二回:クリスチアナ・ブランド

第二回:誰が被害者を殺そうと構うものか。 今回はイギリスの女性作家、クリスチアナ・ブランドを取り上げる。1941年、『ハイヒールの死』でデビューした彼女は、デビューそのものは遅かったが、黄金時代の巨匠である、アガサ・クリスティー、エラリイ・クイ…

【第4便】「一人退屈な夜半には、酒を呷って本を読む」第一回:マイケル・スレイド 後編

全作品解題をやってもいいんですが、みるみるスペースが埋まるので一作だけキャッチーなのを選びます。髑髏島の惨劇 (文春文庫)作者: マイケルスレイド,Michael Slade,夏来健次出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2002/10メディア: 文庫 クリック: 18回この商…

【第4便】「一人退屈な夜半には、酒を呷って本を読む」第一回:マイケル・スレイド 前編

第一回:マイケル・スレイドを、読むな! 最近若い人と話をしていて、「翻訳ミステリって何から読んだらいいか分からない」という言葉を耳にする機会が多い。そういう人は真面目だなー、と思う。いや、自分がその辺にあった本を適当に読んでいっただけで、系…